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おサルに願いを⑥インドネシアのおサルさん事情

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こんにちは。二助企画です。

 

「おサルに願いを」シリーズ第6弾。今回はインドの猿の神様ハヌマーンがモデルとなった、中国の孫悟空のお話を!とお知らせしましたが、その前に寄り道。インドと似ている国名のインドネシアのおサル事情についても触れておきます。

 

インドとインドネシア。

 

国名が似ており、インドは世界で1番目、インドネシアは4番目の人口(2024年現在)。人口が多いという共通点はありますが、言語も宗教も異なる別の国です。

 

でも実は、、、おサルさんを通して両国を見つめると、ある共通点があるんです!

 

インドネシアは多くの島々から成り立っている国で、各島に独自の文化と歴史を持っています。その民族は300以上。言語に関しては800以上あると言われています。ただ国民の大多数が新興するのは、イスラム教。

 

しかし!

 

日本でも有名なリゾート地、バリ島に関しては別。バリ島ではヒンドゥー教が根強く信仰されていて、「バリ・ヒンドゥー」と呼ばれる独自の宗教を確立しています。

 

その聖地とも言われるのが、ウブドにある「モンキーフォレスト」。

 

(画像提供:Canva Pro

 

「モンキーフォレスト」には、たくさんの猿が保護され、人々に崇められています。そう、ハヌマーンの存在を大切にしているヒンドゥー教の影響です。

 

インドとインドネシア、正確にはインドネシアというよりバリ島ではありますが、サルを保護し崇めているという共通点があるんですね。

 

ただし、インドで神として親しまれているハヌマンラングールとは異なり、バリで保護されているのはカニクイザルです。

 

ところで余談ではありますが、インドネシアのおサルさんについては、面白い調査報告があります。

 

なんと。

 

バリ島にあるウルワツ寺院周辺に生息しているカニクイザルは、人間と物々交換を自発的かつ日常的に行っているんです!

 

ご興味ある方は、その実際の様子をYouTubeなどで観ることができます。

 

例えば、イギリスの公共放送局BBCが「Why are these monkeys stealing from tourists? 」(なぜ、ここのサルは観光客から物を盗むのか?)というタイトルで、動画をアップしています。ご興味ある方は是非ご覧になってみてください。

 

二助企画のおサルさん達は、しっかり指導をしているので、お客様に危害を加えるようなことはありませんが、野生のおサルさんは別。

 

動画のおサルさん達のように、人間の所持品を狙っていることもありますので、皆さんもお気をつけくださいね。

 

というわけで、インドネシア編はここまで。

 

次回は中国、孫悟空のお話です。お楽しみに!

 

二助企画は、日本の伝統芸能猿まわしのプロフェッショナル集団。

猿まわしやニホンザルのことについて、あらゆる領域から情報発信をしてまいります。

ブログは毎月2回、第1・3金曜日に公開予定。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

また次回のブログでお会いしましょう!

 

 

参考文献

・世界動物神話/篠田知和基 八坂書房

・サル その歴史・文化・生態/デズモンド・モリス 伊達淳訳 白水社

JTBホーム > 海外観光ガイド > インドネシア > 現地レポート > バリ島独自の宗教、バリ・ヒンドゥーとは?

https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/ID/2014/07/bali-hindu.html

・地球の歩き方>エリア別観光情報>インドネシア

https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/2199682/

THE ROYAL SOCIETY PUBLIDHINGBIOLOGICAL SCIENCES

https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rstb.2019.0677

https://gigazine.net>インドネシアのサルは人間に「身代金」を要求する知恵を身につけている

https://gigazine.net/news/20210118-bali-monkey-ransom/

 

 

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